
C型慢性肝炎とその治療について、患者さんまたは日ごろ自分の健康に関心のある方が知りたいこと、疑問に思うことなどについて、豊富な治療経験をお持ちのお2人の肝臓専門医、国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 分院長 熊田博光先生と大阪大学 名誉教授/関西労災病院 病院長 林紀夫先生にお話をいただきました。


| 検査項目 | 検査の意義 | 肝硬変の疑い | |
|---|---|---|---|
| AST/ALT比 (GOT/GPT比) |
肝硬変では上昇することが多い。肝炎ではその逆。 | 2.0以上 (肝炎0.6前後) |
|
| 血小板 | 血小板は血液の成分の1つで、肝炎や肝硬変の進行とともに数が減少する。 | 10万/μL以下 | |
| 肝予備能 | 血清アルブミン | 肝臓で作られる蛋白質。肝障害の進行とともに低下する。 | 3.5g/dL以下 |
| プロトロンビン試験 ヘパプラスチン試験 |
プロトロンビンもヘパプラスチンも肝臓で作られる血液凝固因子。肝臓の障害が進むと低下する。 | 50%以下 | |
| ICG試験 | 肝臓で処理されるICG(インドシアニングリーン)という色素を注射。肝機能が低下していると、処理が遅れ、色素が血液中に滞る。 | 30%以上 | |
超音波検査(エコー):障害物に当たるとはね返る超音波のしくみを利用した検査。肝臓の形や内部の変化が観察できます。最近では造影剤を用いてより詳しい検査ができるようになりました。

〔提供 林紀夫(大阪大学 名誉教授/関西労災病院 病院長)〕
CT(コンピュータ断層撮影)検査:X線とコンピュータを組み合わせた装置で、肝臓を輪切りにした画像が得られます。超音波で観察しにくい部位まではっきりと映し出します。
MRI検査:磁石と電磁波を利用して体の内部を撮影する装置。CTより鮮明で、いろいろな断面で肝臓を見ることができます。

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