C型慢性肝炎とペグイントロン併用療法 C型慢性肝炎治療の変遷と治療ガイドライン

イントロンAとレベトール併用療法の開発

インターフェロン(IFN)による治療は、イントロンA® (一般名:IFNα-2b)とレベトール®(一般名:リバビリン)の併用療法が開発されて、大きく前進しました。
レベトール®は、1972年にWitkowski らによって合成されたプリンヌクレオシドアナログで、RNAおよびDNAウイルスに対して幅広い抗ウイルス活性を持っています。HCVに対しては単独で使用した場合は効果は認められませんが、イントロンA®と併用すると優れた効果を発揮します。この併用療法の開発は、1995年から米国シェリング・プラウ社が取り組み始めました。日本では1996年から開発が始まり、優先審査により2001年11月に承認されています。

イントロンA®とレベトール®の併用療法により、難治性である「ジェノタイプ1bかつ高ウイルス量」の患者さんのウイルス排除率が約20%にまで高まりました。また、「ジェノタイプ1bかつ高ウイルス量」以外の患者さんの場合は約76%のウイルス排除率になりました。

レベトール®のC型慢性肝炎に対する作用機序としては、

  1. ウイルスの核酸合成過程を抑制する
  2. RNAウイルスに対するmutationを起こし、ウイルスのゲノムを不安定にする
  3. Th1/Th2バランスをTh1優位にすることにより、細胞性免疫を高める
    といったことが考えられています。

ページトップへ

C型慢性肝炎とペグイントロン(R)併用療法

C型代償性肝硬変とペグイントロン(R)併用療法