日常生活の注意点

専門医からのメッセージ

 

日常生活で気をつけることはありますか?

大垣市民病院 消化器科部長 熊田卓先生

C型慢性肝炎の患者様に日常生活の特別な制限はありません。むしろできるだけ普通の生活をしたほうがよいと思います。これはインターフェロン療法を受けている患者様についても同じです。

昔から肝臓病は安静が大切とされてきましたが、C型慢性肝炎では安静にしすぎるとかえって体力が落ちてしまうため、最近ではできるだけ普通の生活をしたほうがよいと考えられるようになりました。体力を保つために、むしろ適度の運動が勧められます。

また、偏った食事や暴飲暴食は肝臓に負担をかけますので、バランスの取れた規則正しい生活を心がけてください。アルコールは避け、いろんな種類の食材をバランス良く食べるようにし、食欲がない時には1回の食事の量を減らして回数を多くする、あるいは好きなものを中心にした献立にするなど、カロリー不足にならないように気をつけてください。

C型肝炎ウイルスは血液を介して感染しますが、感染する力はそれほど強くないため、日常生活で他の人に感染することはほとんどありません。例えば、身体に触れたり、一緒に食事をとったり、一緒に入浴したりすることで感染することはありません。夫婦間の性交渉や出産によって母子感染すること確率も数%程度です。

ただ、他の人にうつさないため、いくつか注意していただきたいことがあります。血液や分泌物のついたものは、紙や布でしつかりと包んで捨てるか、流水でよく洗ってください。ケガなどで血が出た場合には、他の人に血液がつかないように注意してください。もし他人に血液がついた場合は、すぐ洗い流してください。カミソリ、歯ブラシなどは他の人と共用にしないでください。乳幼児に口移しで物を食べさせないでください。献血はしないでください。

これらの点を守りながら、できるだけ普段通りに体力を落とさないよう元気に生活していくことが、インターフェロン療法を最後まで続けていくためにも大切なことです。


 

できるだけ普段通りの生活をし、体力を落とさないようにしましょう。

(図)

あまり慎重になりすぎず、普段通りの生活を送るようにしてください。それに加え、適度な運動や、バランスの取れた食事を心掛けましょう。偏食や暴飲暴食、アルコールは避けてください。

(図)
次のことに注意しましょう
  • 血液や分泌物のついたものは、紙や布でしっかり包んで捨てるか、流水でよく洗う。
  • ケガなどで血がでた場合は、他の人に血液がつかないように注意する(血液がついても洗い流せば問題ない)。
  • カミソリ、歯ブラシなどは、他の人と共用にしない。
  • 乳幼児に口移しでものを食べさせない。
  • 献血はしない。

 

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