C型肝炎ウイルス「陽性」ということ

肝機能と肝臓の線維化

C型肝炎ウイルス陽性で持続的にALT(GPT)値が基準値以下の方に、肝臓の状態を調べるために肝生検(針を刺して肝臓の組織を採取し、顕微鏡で調べる検査)をした結果、その70%の方に軽度ではありますが肝臓の線維化が進行していることがわかりました。

C型肝炎ウイルスに感染すると肝臓で炎症が起こって、肝細胞が壊れたり、新しくできたりします。といったことを繰り返しているうちに、だんだん線維化が進行し、肝臓が硬くなります。肝臓で線維化が起きても、程度が軽ければとくにこれといった症状はみられませんが、線維化が進行すると肝臓の働きに支障が出てきます。肝臓の線維化が進んだ状態が肝硬変です。肝硬変まで進むと、10年のうちに約80%の方が肝がんを発症するというデータがあります。

肝臓の状態を調べることは、今後肝硬変や肝がんへ進行するかどうかを知るうえで非常に重要です。肝機能の目安となるALT値が持続的に基準値以下であってもC型肝炎ウイルスが陽性の方は、肝臓の状態を精査して、肝硬変や肝がんへ進行する危険がどのくらいあるのかを理解しておくことが大切です。詳しくは専門医にご相談ください。

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